エゾシカ放浪記

北海道在住のアラサー男子のブログです。北海道内をぶらぶらしたり、思いついたことを縷々語ります。

【青森遠征⑧】ミステリアス陸奥・下北〜歴史と芸術、大人の旅〜

こんにちは!エゾシカです!!🫎

青森県」を巡った夏休みの旅を紹介しております当ブログ。

前回は、「青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館」などに訪れました。

(前回はこちら)

ezo-shika.hatenablog.jp

 

今回は、前回到着した「三内丸山遺跡」からスタートです!

今回もどうぞお付き合いください🙇

 

 

「縄文のムラ」(「三内丸山遺跡」)

遺跡を見てまわる無料のガイドツアーに参加することになった前回。

遺跡が残る野外のエリア、「縄文のムラ」を見てまわります。

メインストリートのような大きな道がありますので、こちらを歩いていきます🦌

しかし、実は既に縄文の歴史に触れております。

というのも、この大きな道、縄文時代からある道なんだとか!😳

すんげぇ~。

幅は大きなもので12mにも及ぶ大きさ。

車もない時代になぜここまで大きい道が必要だったのかは今のところ確かなことはわかっていないようです🤔

ミステリ~。

ただ、道の端には、こういった墓が点在しています🪦

そんなことから祭祀の関係で~とも考えられているようです。

少し歩くと工事現場みたいなところが🚧


ここはまさに今、発掘途中の場所なんだとか。

歴史の最先端といったところでしょうか☺️

ここから常識を覆す偉大な発見が・・・・・・あるかも? 

さて、園内には地下歩道へ行けるような不思議な建造物が。

あれは何かと言いますと、

「盛土」という遺跡を保存する施設でした。

「盛土」とは、竪穴住居を建てる際に掘った土やゴミ、壊れた土器などが堆積した場所で、言ってしまえば、縄文時代のゴミステーションもしくは廃棄場。

冷暗所で保存する必要があるらしく、こんな建物になっています。

それじゃ、早速入ってみます!

こんな感じ。

おぉ~歴史の資料集あたりで見たことある気がするぅ~!!🤩

よ~く見ると、土の断面から何か尖って出てますよね。

これは土器の破片や貝殻のようです。

縄文人の生活の模様が見て取れますね😊


ちなみにここら一体で言えば、地面を40~50cm掘ったら、そこはもう縄文時代の地層だとのことです😲

へぇ~思ったよりも浅いな、とも思いましたが、「じゃあ、お前ここを50cm掘ってみろ」って言われたら嫌だなっていう深さですね、うん。

「盛土」を後ろ髪引かれる思いで後にし(めちゃくちゃ涼しかった)、次に現れたのは「竪穴住居」

 一口に「竪穴住居」と言っても、色々種類があるらしく、土葺き(写真左側)、茅葺き(写真右側)、樹皮葺き(写真右側後部)などの種類があるそう🤔 

標津町カリカリウス遺跡にて

以前、道東の「標津町」を訪れた際にも、「カリカリウス遺跡」で竪穴住居がありましたが、こちらは多分、樹皮葺きなのかな?

ezo-shika.hatenablog.jp

 

 カリカリウス遺跡」のものは、外から眺めることしかできなかったんですが、「三内丸山遺跡」のものは中に入ることができます!🤩

これが土葺き。


構造的には半地下。

外観よりは広めな印象ですが、まぁ、やっぱ狭いっすね。

6畳もないと思いますね~。

ただこの梁?の素朴な組み方とかは、ついつい見てしまいますね😍

そして、茅葺き。

基本的な構造は土葺きと変わらなさそうですが、土葺きの方には入口上部に窓があったので採光しやすい室内でしたが、茅葺きの方は窓がないため、なかなかの薄暗さです。

日当たり良好は、僕の物件選びのマストポイントの一つです☀️

僕は土葺きで。

 

そんでもって、樹皮葺き、ですが・・・、

中を見学するの忘れてました🤦

ごめんよ、許してくれるね。 


今までお見せした竪穴住居は、現代で復元したものであり、発見当初は上の写真のような住居跡を見つけたかたちになります。

これは長さ10m以上という大きさの大型竪穴住居というもので、もはや画角に収まってません。

クレーターのように穴が空いているところに柱が立っていたんでしょうね🤔

その他、高床倉庫があったり、

また、別の盛土があったり、

亡くなった子供を埋葬した穴などもありました。

 

そして、一際存在感を放つ建物が。

こちらは、大型掘立柱建物です!!

でっけぇぞぉ~!!🤩 

人の大きさと見比べてみてください。

このスケールの大きさがよく分かるでしょう😎

これは建物があった跡から推定されて復元されたもので、


発見したのは、支柱が立っていたと思われる巨大な穴です。

ってなわけで、穴しか発見されていないので、こういう構造のものだったか確証があるわけではないですし、根本的に何を目的とした建物だったのかもわかりません。

ガイドさんの話だと、おそらく祭祀のためじゃないか・・・という話ですが。

ちなみにガイドさんの話によると、修学旅行で来たある中学生がふざけて、この建物に登ってこっぴどく怒られたという事件があったそうで😅

そのスキルをね、社会のために活かしてほしいですね。

良い子のみんなは、絶対にのぼっちゃダメだぞ!!

そして、ガイドツアー最後は、大型竪穴住居の中に入って終了です。

一部改修中ということで、真の広さは分からない部分もありますが、とても広いことはよ~くわかりました。

昔の人はすごいなぁ~。

最後、ガイドの方がこうおっしゃっていました。

👴「訛ってて、何言ってるか分からんかったしょ?やっぱ、標準語は苦手だ~」

確かにちょっと訛ってましたが、ちゃんと理解はできたし、すごく楽しかったですよ!!😄

 

「縄文時遊館」(「三内丸山遺跡」)

さて、遺跡を巡った後は、室内の展示を見るため、「縄文時遊館へ。

当施設内の「さんまるミュージアムで、たくさんの展示や縄文時代のことについて学ぶことができます。 

入ってみると、こんな感じ。

採集、狩猟に使う道具や

縄文土器 

盛土を再現したものから、

土偶なども展示されています。

 

素朴で荒々しいながらも、どこか神秘的な印象を持つ縄文文化

本当に魅力です☺️


その他、「時遊館」には、ミュージアムショップもあります。

ここで、お土産が買えるほか、縄文グッズのものづくり体験も行っていました。

小学生の夏休みの宿題なんかには、もってこいなんじゃないでしょうか!👍

また、場所を変えると、出土した土器の復元を行うラボを覗けたり、

復元を終えた土器がずらりと並ぶ保管庫を見ることができます🤩

カッケェ~・・・・・・。 

そして、土器の破片を配置した、その名も「縄文ビッグウォール」もあります!!

いちいちカッコ良くてオシャレなんじゃが😙

いいものを見せてもらった!!

sannaimaruyama.pref.aomori.jp

 

というわけで、「三内丸山遺跡」でした!!

想像以上に見応えもあるし、勉強になる素晴らしい施設でしたね!

まだまだ謎の多い縄文の日本。

ここからまた常識を覆す大発見があるかもしれません😏

要注目の場所ですね!!

 

青森県立美術館

続いて訪れた場所はこちら! 

青森県立美術館です!!

実はここは全くノーマークの場所だったんですが、道中ここの看板が結構気になるものだったんで、来てしまいました😊

ひとり旅だからこそできる“アドリブ”ですね。 

白亜の外観が美しい✨

 

館内に入りますと、常設展示のコーナーのみのチケットか特別展のコーナーのみのチケット、どちらにも行けるチケットの3種類がありました。

今回、僕は常設展示のみのチケットを買いました。

 

さて、早速、常設展示のコーナーに入ってみますと、初っ端から度肝を抜かれます。 

特大サイズの絵が四方を取り囲むように配置されています😳

デカすぎね?

この絵は、シャガールが描いたものらしいです。

そうです、あのシャガールです。

皆さんも聞いたことあるでしょう?

僕も聞いたこと“だけ”あるんです。 

さて、奥に進むと、奈良美智氏の作品を集めたコーナーが。

奈良氏は、青森県弘前市出身の芸術家のようです。

ウィキペディアによると、米国「タイムズ」誌による世界に影響を与える100人の1人に選出されたことがある方のよう😲

へぇ~なにこれ~!😆

可愛らしい女の子、それもどこかシニカルな雰囲気を醸した、一筋縄ではいかないような独特な作風。

不思議な魅力がありますね・・・。

 

また、彼の作品で、この博物館の目玉ともいうべき作品があります。 

「あおもり犬」です!🐶

デッカい犬ですこと。

館内を最後まで進むと、この彫像の近くまで行くことができます。


というわけで、近くまで来てみました。

滑らかな曲線を描いたインパクト大の彫像です👏

ただこの犬も、うなだれていて、下半身が地面に埋められ、コンクリの壁が聳える窮屈な空間に押し込められ、どこか哀愁を帯びています。

一見して得られる可愛さとは裏腹な、なにかしらの反語的なメッセージがありそうな・・・・・・(深読み、もとい誤読かもしれませんが😅)。

奈良氏の作品を見終わった後、お次に現れたのは、棟方志功氏の作品群が。

棟方氏は、青森市出身の芸術家です。

特徴的なメガネをかけた姿が有名なお方ですよね!

どうやら今年は没後50周年ということらしく、棟方氏のコーナーが設けられているようです😊 

そんなわけで、中学生以外の来館者に向けて、棟方氏の丸メガネとワークシートがプレゼントされてました🥸

ガマンして大型掘立柱建物をのぼらなかった良い子のみんなだけへのプレゼントだっ!!😄 

版画や絵画など色々な作品が展示されています。

素人の目ですけど、棟方氏の作品は黒が印象深く感じますね~。

力強い黒。

それが作品全体の迫力を増させている、そんな気がします。

棟方氏の自画像の彫像や貴重な仕事道具も展示されています。

 

こちらの美術館には、その他にも色々な展示がされています!

個人的に強く興味を持ったのは、成田亨氏のコーナーですね😊

成田氏は青森育ちの方で、なにをされた方かと言えば、ウルトラマンシリーズ」のウルトラマンや怪獣などをデザインした特撮美術監督です!!

実は今回、この美術館に訪れたのも、街中でウルトラマンの写真が載った美術館の看板を見かけたから!

特撮大好きな僕からしたら、これは行くしかない!!ってことで、当初の予定を変更してここに訪れたのでした☺️

様々な怪獣の原画がたくさん展示されていて、めちゃくちゃ興奮しました🤩

残念ながら、ここのコーナーは写真撮影がNGだったので、皆さんにお伝えすることができないのですが、成田氏の独創的で印象的な作品の数々を見られます!!👍

(一部の原画は以下の公式サイトで見られますね。興味があれば。)

www.aomori-museum.jp

 

www.aomori-museum.jp

というわけで、「青森県立美術館」でした!!

アーティスティックなひとときを過ごすことができました😎

先ほど訪れた「三内丸山遺跡」と目と鼻の先にありますので、セットで訪れてみるのも良いではないでしょうか。

 

そんなところで、今回はここまで

次回もどうぞお付き合いください🙇

それでは👋